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中国から輸入した腐った鶏肉で作られたチキンマックナゲット
ニュースでも大きく取り上げられて話題になっていたがマクドナルドのチキンナゲットなどで使用されている鶏肉が中腐っていたというのだ。そのせいもあり平日はおろか休日でもマクドナルドはガランとしている時間帯があった。
もちろんニュースなど見ない層には今まで通りのマクドナルドに映っているのでしょうが。
そして追い打ちをかけるように商品価格の間違いで特定の商品を購入した客から多く取っていたという。
もう信用ガタ落ちである。
マクドナルドは高すぎるがゆえに低所得者層に逃げられた
しかし業績が悪くなったのは今に始まったことではない
元来マクドナルドは低価格がウリで低所得者層に支持されていたファストフードである。
しかし昨今のマクドナルドメニューは高い。非常に高い。確か15年程前はハンバーガー65円の時期もあったと思う。安ければいいというもんじゃないが安いからこそ低所得者層に支持されていたのである。今では夫婦と小さい子ども連れてマクドナルドへ行くと2000円ほどの出費となる。これはもうちょっとしたファミレスクラスである。
マクドナルドは全面禁煙で更に低所得者層に逃げられた
プレミアムローストコーヒーSサイズなら100円。これはマクドナルドも頑張っているし集客効果があると思う。しかし残念ながらマクドナルドは2014年8月から全店で禁煙となっている。コーヒーとタバコは2つでセットでしょう。
次の表を見てください。
[産経新聞より]
所得と喫煙率は見事に反比例するのである。更には所得と肥満率も反比例している。
つまり低所得者層は安くて体に悪いカロリー過多な食べ物を好み、タバコを愛するのである。
マクドナルドは高価格化と全席禁煙で古くからマクドナルドを愛していたターゲット層を見事に追い出してしまった形となる。
通常なら全席禁煙にすると低所得者層は少なくなり高所得者層が増えて客単価も上がるのだが、マクドナルドの場合はそうではない。残念ながら「体に悪い食べ物」というレッテルを貼られてしまっているのだ。これではいくら高級路線で走っても高所得者層にウケるわけがない。
今後マクドナルドはどうすればいいのか
そこで少しだけマクドナルド復活ストーリーを考えてみた。
まずは今までのようにマクドナルドを庶民の食べ物に戻すことだ。
現在ではスマホアプリをインストールしている人だけが使えるクーポンがあるのだが、このクーポンを使用しても価格が高いと感じられる。もちろん低所得者層やマクドナルドを愛する層はまだまだガラケーユーザーも多いのだと勝手に想像してしまう。
まずはこのユーザー層にもう一度マクドナルドに戻ってきてもらうことが最優先課題となるでしょう。
マクドナルドの強みはその圧倒的な店舗数。何かアクションを起こせば全国3000店以上が動くのだ。
何度もいうようだがマクドナルドに高所得者層は来ない。お金持ちは日々のニュースにも敏感なので今のマクドナルドが何をしてももうムダなのである。それに比べると低所得者層はニュース見ないし新聞も読まない。つまりマクドナルドへの障壁のひとつである「腐った鶏肉問題」は特に重要視しなくてもいいのである。それよりも価格。昔のようにハンバーガー65円にするだけで再び店は賑わうようになるでしょう。それに加えて全面禁煙を取りやめて店舗内の一部を喫煙可スペースにするだけでタバコ大好きなおじちゃん達が戻ってきてくれる。あとはハッピーセットに今話題のアニメやゲームをコラボさせればチビっ子+親というダブルコンボの完成である。
妖怪ウォッチとアイカツに助けられたマクドナルド
と思ったらさすがマクドナルド。抜かりないですね。早速「妖怪ウォッチ」「アイカツ」をハッピーセットに取り入れてます。
これだけで長蛇の列が完成した模様。批判するわけではないですが子どもで釣る商売が本当にうまい。
妖怪ウォッチに関してはバンダイのマーケティング力が素晴らしい。手に入りにくい状況を作り上げることでプレミア感が増すというのは当たり前なのですが、それ以上に妖怪メダルという妖怪ウォッチに入れて遊ぶ100円ほどのメダルでさえ手に入りにくい状況なのでFacebookなどで親同士の情報交換が行われているようです。「◯◯町のダイエーに妖怪メダル売ってたよ〜」みたいな感じ。
SNSで盛り上がれば盛り上がるほど興味が無い層にまで情報が届くようになる。今や妖怪ウォッチを知らない大人はいないんじゃないでしょうかね。それにうまく乗っかったマクドナルドもすごい。
ということで今後のマクドナルド回復ストーリーを組み立てるうえで「喫煙スペース」「低価格化」「ハッピーセット」が最重要キーワードとなること間違いないでしょう。
下手な商品開発はいらないです。フィレオフィッシュとチキンタツタがあればユーザーは満足できるのです。
信用を無くしたマクドナルドの今後が楽しみでしょうがないです。