ペットボトル2本で炭酸水？入浴剤発想の”振るだけ”メーカーを試したくなる理由

日経MJで「ペットボトル2本で手軽に手作り炭酸水」という記事を発見。紙面では イージーソーダジャパン の 村上良一郎さん が紹介され、入浴剤の発想で“振るだけ”、500mlあたり約13円というキーワードが目を引きました。
気になりすぎたので、仕組みからコスパ、安全面、向き不向きまでまとめておきます（以下は記事をもとにした考察です）。

どうやって作る？—仕組みは「入浴剤のしゅわっ」をペットボトルに閉じ込めるだけ？

ペットボトルは”2本”、要は「発生器」と「水ボトル」

• 粉を入れる側（CO₂を作る）と、水を入れる側（炭酸水になる）の2本構成。
• 間に付けるのが専用キャップ。振るとガスだけが水側に送り込まれるイメージです。

入浴剤の原理＝「クエン酸 × 重曹」でCO₂発生

• 食品添加物グレードでおなじみのクエン酸と重曹を反応させるとCO₂（炭酸ガス）が出ます。
• 記事では“振るだけ”とあり、強さは振り方で調整できるのがポイント。
• 粉が水側に落ちないようにする構造（逆流しにくい設計）になっているのがミソ。

本当に安い？—500mlあたり約13円はどのくらいお得？

市販の無糖炭酸は500mlでだいたい60〜120円前後。記事の約13円/500mlという数字が現実なら、原料粉末＋水道水（または浄水）でランニングコストは1/5〜1/9くらい。毎日飲む人ほど差が効いてきます。

• 買い置き不要：重いケース買いが卒業できる。
• 作りたては抜けにくい：グラスに注ぐ直前に作れるのは地味に嬉しい。
• 初期費用：専用キャップ代がかかる（価格は公式を要確認）。

使い勝手は？—どんなシーンで活きる？

• 自宅の常飲（“弱め”から“強め”まで調整したい人）。
• お酒の割り材：ハイボール、サワー、ウイスキーや焼酎のソーダ割。
• 料理：天ぷら衣、パン、掃除のプレ洗浄など“炭酸の手数”を増やせる。
• アウトドア：電源いらずなのでキャンプやBBQにも。

メリットは？デメリットは？—率直に本音で

メリット

• コスパ良し：500mlで約13円（記事より）。
• ゴミ削減：ケース買いのペットごみが大幅に減る可能性。
• 強さを自分で調整：振り方で“超強炭酸”寄りも狙える。
• フレッシュ：飲む直前に作るので抜けにくい体験。

デメリット/懸念

• 手間はゼロではない：粉計量→セット→振る→後片付け。
• 味の安定性：水の硬度や温度で体感が変わる（慣れが必要）。
• 安全管理：耐圧の弱いボトルや過度な振り過ぎはNG。
• 粉の保管：湿気対策と子どもの手が届かない場所の管理が必須。

安全面は大丈夫？—最低限これだけは守りたい

1. 炭酸飲料に使われる耐圧ペットボトルを使う（薄い水ボトルは不可）。
2. 満タンは避ける（ガスの逃げ＆圧力余裕を確保）。
3. 高温厳禁：直射日光/車内放置はダメ。
4. 取扱説明に従う：粉末量・振る回数・ガス抜き手順は公式推奨値で。
5. 子どもだけで使わせない：必ず大人が管理。

どこで買える？—入手先の目安

紙面では専用キャップの販売開始が紹介されていました（先行販売→オンライン展開の流れ）。最新の価格・在庫・販売チャネルは、メーカー公式や販売ページをご確認ください。

誰に向いている？—向き/不向きの整理

向いている人

• 毎日または週に何度も炭酸水を飲む習慣がある。
• 宅配/ケース買いの置き場やゴミ問題を軽くしたい。
• 強さやフレッシュさにこだわりたい。

向いていない人

• 「開けてすぐ飲みたい」＆一切の手間をかけたくない。
• 粉の保管・計量・後片付けがどうしても面倒に感じる。

結局どう？—私の結論は「使う人なら数週間で“元が取れる”可能性」

記事の約13円/500mlというランニングコストと、“振るだけ”の簡便さはかなり魅力。日常的に飲む家庭やオフィス、バー/カフェの割り材用途なら、専用キャップの初期費用は短期間で回収できる可能性が高いと感じました。いっぽうで、安全と手間のマネジメントは必須。ここをクリアできる人には、“買うより作る”が賢い選択になりそうです。