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グーグルの新PC「Googlebook」は日常業務で使える?気になるターゲット層と使い勝手を考える

グーグルの新PC「Googlebook」は日常業務で使える?気になるターゲット層と使い勝手を考えるのイメージ

グーグルの新ノートPC「Googlebook」に注目

Googleから新しいノートPCシリーズ「Googlebook」が登場するというニュースを見かけました。Androidをベースにした新OSを搭載し、スマートフォンとのシームレスな連携やAI機能(Gemini)を取り入れた意欲的なモデルです。

記事を読んでいると、スマホで見ていた作業をそのままPCに引き継いだり、スマホ内のファイルを自分宛てに送る手間なく扱えたりと、「スマホとパソコンの垣根をなくす」というアプローチはとても面白そうだと感じます。

ただ、ガジェットとして面白そうだと感じる一方で、ふと頭に浮かんだ疑問があります。「結局のところ、日頃の業務でどこまで使えるのだろうか?」という点です。

日常の仕事で使えるか?気になる2つのハードル

パソコンを普段の仕事でしっかり使おうと考えると、どうしても外せない要件がいくつかあります。特に気になったのは、ビジネス用途とクリエイティブ用途における実用性です。

1. オフィス業務のデータのやり取りや編集

いわゆる企業戦士としてバリバリ働くビジネスパーソンの場合、日々の業務でWord(ワード)、Excel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)といったオフィスソフトのデータを頻繁にやり取りします。取引先から送られてくる複雑なマクロ入りのシートを開いたり、崩れのないレイアウトで提案資料を編集・提出したりすることが日常茶飯事です。

GooglebookはAndroidベースのOSで、Google Playのアプリやデスクトップ版Chromeの拡張機能などが動くとされていますが、WindowsやMacで動いているデスクトップ版のOfficeソフトと全く同じように、ストレスなく互換性を保って業務をこなせるのかどうかは慎重に見極める必要があります。

2. クリエイターが必要とする専門ソフトの動作

もうひとつが制作現場で働くクリエイター視点です。画像編集、デザイン、動画制作などを行うクリエイターであれば、PhotoshopやIllustrator、Premiere ProといったAdobe系のデスクトップソフトがしっかり開いて、スムーズに編集し、書き出しまで完了できる環境が必須になります。

スマートフォンアプリ版や簡易ツールが使えたとしても、プロ向けの制作ワークフローをそのままGooglebookに置き換えるのは、現状ではなかなかハードルが高いのではないかと感じてしまいます。

Googlebookの強みと魅力的なポイント

もちろん、業務用の重い作業に向かないかもしれないからといって、このPCの魅力が損なわれるわけではありません。公開されている情報を見る限り、以下のようなポイントは非常に魅力的です。

  • スムーズなスマホ連携:初期設定でGoogleアカウントにログインするだけで設定やパスワードが引き継がれ、スマホで見ていたWebページの続きをPCで開く「Continue On」や、スマホ内の写真・ファイルへ直接アクセスできる「Quick Access」が使える。
  • Androidアプリを大画面でマルチタスク:Google Playのアプリを複数のウィンドウで並べて同時に利用できる。
  • AI(Gemini)の活用:画面上の情報について質問できる機能や、声で話した内容を文章に整えてくれる機能などが用意されている(※一部機能の日本語対応状況などは要確認)。
  • 長期間のサポート:最大10年間のOSアップデートに対応予定とされており、長く使える設計になっている。

スマホとPCの間で写真や認証コードを行き来させる手間に煩わしさを感じていた人にとっては、かゆいところに手が届く機能が揃っています。

このPCはどんな人に向いているのか?ターゲットを考察

業務用の重いオフィスソフトやクリエイティブ用途を一切省いた上で考えると、このパソコンが真価を発揮するターゲット層が自然と見えてきます。

普段のスマホに「Android」を使っていること

まず大前提として、メインで使っているスマートフォンがAndroid(Pixelなど)である人にとっては、連携機能の恩恵をフルに受けられます。Googleのサービスを中心に生活している人なら、設定の手間も少なく、日々のちょっとしたストレスが大幅に減るはずです。

重い作業をせず、ブラウザやアプリで完結するライトユース

高度な表計算や重い動画編集をする必要がなく、以下のような用途が中心の人であれば、非常に快適な選択肢になり得ます。

  • Webブラウジングや動画配信サービスの視聴
  • メールやチャットツールの返信
  • クラウド上での簡単なドキュメント作成やメモ
  • Androidアプリの大画面での利用

「仕事用のガチガチなメインマシン」としてではなく、「スマホの延長線上にある、画面が大きくて文字が打ちやすい端末」として捉えれば、納得感のあるデバイスになるのではないでしょうか。

まとめ:自分の使い方にフィットするか見極めたい

Googlebookは海外で予約や発売が始まっており、価格は899ドル(日本円にして約14万3000円)から、主要メーカー各社から登場すると報じられています(※日本国内での発売時期や展開については現時点で未発表のため、今後の情報確認が必要です)。

価格帯としても決して安価なエントリーモデルというわけではないため、「何のために買うのか」を用途に合わせて冷静に考える必要がありそうです。ビジネスソフトやAdobe製品をフル活用する日常業務をこなしたい人には向かないかもしれませんが、複雑な作業を必要とせず、Androidスマホとの連携を重視する人にとっては、新しい選択肢としてアリなのかもしれません。