台風の中行った2泊3日屋久島旅行

旅行先

屋久島 | 鹿児島県屋久島市


広島県 | 会社員 | 52歳 | 男性 | ビビ

2019年9月に屋久島に行きました。あいにくの台風で予定してた縄文杉トレッキングツアーは中止になりましたが、他にも興味深く行って良かったと言える旅行でした。
新幹線で福岡に行き、福岡空港から飛行機に。これが40人ぐらいしか乗れない小さいプロペラ機でした。

チェックインして部屋から見た風景はとにかく山だらけ、九州の高い山の1~8位は屋久島にあるそうです。
周囲の建物も古ぼけた廃墟感あるのが多く、50年前の日本に来たかのようです。
初日はのんびり風呂に入って御飯食べて三岳という焼酎飲んで寝ました。
レンタカーを借りて島を一周しました。一周約100km。何度か途中下車しながら約5時間のドライブです。
屋久島には滝が非常に多いです。

これは大川(おおこ)の滝。間近で見れます。凄い迫力です。
ここに落ちたら絶対浮かび上がれないだろう。ここでスプラッシュマウンテンしたらいいのに。(笑)
滝を見たら後、島を時計回りに回ると、最後に西部林道という細い道を走ります。
ここには鹿や猿がいて、頻繁に現れます。

人間を全く気にせず毛繕いなんかしてる。ある意味恐怖です。
なかなかどいてくれません。クラクションを鳴らすと仕方なく端に寄ります。
この日の夕食はキビナゴや、トビウオの唐揚げが出ました。
美味しかったですが、トビウオの長いひれをバリバリ食ってる時は、なんか昆虫の足を食ってる気分でした。
最終日、縄文杉が見られない我々は、その登山ツアーを主催してる会社に相談に行ったところ、
白谷雲水峡のトレッキング8時間コースを5時間に短縮して最終日行けますよ、と言われて行くことにしました。
当日、朝食を弁当に変えてもらい朝7時にチェックアウトして待っていると、迎えに来たガイドは68歳のご老人でした。
この方結構な有名人みたいで、一緒にいる間1秒も休まずしゃべり続けてました。
白谷雲水峡とは、初心者でも行ける屋久杉を見れる森のようなところ、歩行距離は縄文杉登山の4分の1程度です。

こういう感じの、昔のカレンダーにありがちな風景が延々と続く森です。
他の地域には無いものすごい種類の苔が生えているらしく、植物好きにはたまらんところらしいです。
また、ほぼ滝のような急流が多くあります。でかい岩もゴロゴロ。
年に1人ぐらい、川に転落して亡くなる人がいるらしいですが、急流と無数の岩に激突し体はバラバラにちぎれて下流で見つかるとのことです。
屋久杉の定義は樹齢千年以上のものです。それ未満の杉は小杉と言います。
苔むす森というエリアが奥の方にあり、ジブリのもののけ姫の舞台らしいです。
宮崎駿が30年程前に自力で数日かけてこの森を散策したらしいです。
ジブリで使われたということがここのかなりの売りということです。
ガイドのご老人は小道具にジブリキャラの人形を持って来ていて、それを苔むす森に配置して写真を撮らせてました。他の登山客にもそれを許可して客達は狂喜乱舞していました。(笑)

こうして屋久島旅行は終わりました。
縄文杉は見れなかったけど、それなりに自然は堪能出来たし、まぁまぁ楽しい旅行でした。
小さくて人口も少ない島ですが、自然がたくさんあり、無くなって欲しくない観光地です。