東日本大震災5か月後のアクアマリンふくしま

旅行先

アクアマリンふくしま | 福島県いわき市


神奈川県 | 会社員 | 37歳 | 男性 | El-cantare

当時茨城県に住んでいたのですが、かつて行ったことのあるアクアマリンふくしまに行きたくなり常磐線に乗って行って来ました。

行った日は2011年8月2日、そう東日本大震災が起きてからまだ5か月程度しかたっていません。
開館していることは知っていましたが果たしてそのような状況なのかを直接目にしてみたいと思いました。

アクアマリンふくしまのある小名浜地区には電車が十ていないので最寄り駅の泉駅から下車して数キロの距離があります。
目的地まではバスで行くのが普通なのですが、今回は1時間くらいかけて徒歩で行ってみました。
歩いてみると震災の津波の威力が嫌と言うほどわかりました。
あらゆるものがなぎ倒されているのです。

数メートルの高さもある信号機もグニャっとなっていました。

それでもアクアマリンふくしまはちゃんと開館していました。

ガラス張りの外観が実に特徴的なデザインの建物です。
震災後の再びのオープンが7月15日だったのでまだ再オープンしてから3週間もたっていないことになります。

そんな状況にもかかわらず水族館の魚たちは津波など何もなかったかのように悠々と泳いでいました。
こじんまりとした水槽ではなく数メートルの高さ、数十メートルの幅がある巨大な水槽です。

そんな大きい水槽も地震の大きさには耐えていたのです。
もしもこれも破損していたとなると4か月程度でリニューアルオープンをしていたとはとても思えません。

こうして無事開館して営業していると本当に良かったと思います。それは他の人たちも当然同じで応援メッセージが壁にたくさん貼られていました。

アクアマリンふくしまの展示場は外にもあります。蛇の目ビーチという磯、干潟、浜という海辺の自然を再現した場所もあり裸足になって海に入りながら楽しむこともできます。
ここには展望室もあって上から撮影しました。

館員の人に話を聞くと震災当日は1階は完全に水没をして上のほうに避難をして一夜を過ごしたということです。
その状況から何事もなかったかのようにまでしたのは本当にすごいことだと思います。
食事はここに併設されているレストランで食べました。詳しいメニュー名は忘れてしまいましたが、高くなく味も良かったです。

アクアマリンふくしまを出てからは小名浜周辺を歩きました。小高い丘を登って小名浜市街を見下ろすいわきマリンタワーまで足を延ばしてきました。
残念ながら天気が悪くて景色は全く見えませんでしたが、アクアマリンふくしま以外にも名所があることが分かったのは良かったです。

東日本大震災は本当に大災害でした。地震が起きたときは震度6弱の場所にいたのですが、ものすごく初期微動の時間が長く、揺れの大きさも生まれて初めて体験するほどのものでした。
そんな状況下でも震災に負けずに営業していた従業員の頑張りには頭が下がる思いです。
もう引っ越しをしておいそれとはいけないところに住んでますが、また行ってみたいです。