「竜馬がゆく」は混沌とした日本の未来を切り開くきっかけになりそう

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竜馬がゆく | 司馬遼太郎


47歳 | 男性 | 会社員 | さみー

誰もが知る日本の近代化に導いた幕末の志士、坂本龍馬の半生を、司馬遼太郎が描いた長編小説です。
正直なところ、日本史の勉強しかしていなければ坂本龍馬がこれだけすごい人物かと言う事はなかなかわからないと思います。
先ず以て、今と違いインターネットや電話、さらにSNSがない中、自分1人で日本の未来をグランドデザインを描き、それを日本各国に同志を見つけて実現しようとするバイタリティーだけでも驚きでした。
最近、日本の未来はなかなか明るいものではないなとネガティブなことを言う方々が多いのですが、この作品を読めば一人一人が坂本龍馬の志を持ってさえいれば、何とかなるのではないかな?と勝手にポジティブになってしまうと思います。
逆に坂本龍馬を始めとした、幕末の志士たちがいなければ今の日本はどうなっていたのだろうと考えると非常にぞっとしませんか。
今の混沌とした社会、50年後、100年後の日本を考えたときに今、若者が立ち上がらなければ明るい未来は見えないのではないかと思います。
自分自身の思いを貫く、そして周囲をどう巻き込むかの能力を身に付ける。こうした活動は、現代社会においても非常に意味がある活動だったと思います。