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『お菓子「こつ」の科学』でお菓子作りのなぜ?を解消

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お菓子「こつ」の科学 お菓子作りの「なぜ?」に答える | 河田昌子


31歳 | 女性 | 自営業 | まあさ

お菓子を作っていると「なぜ?」と思うことがいろいろとあります。
たとえば、クッキーを作るときです。クッキーを作るときにはバターを室温に戻して柔らかくし、泡立て器で混ぜ合わせて滑らかにしていきます。バターは固くて泡立て器でかき混ぜるのが大変です。特に冬場は気温が低くてバターが柔らかくなりにくいので、作業に苦労をします。
こんな面倒なことをしないで電子レンジでバターを溶かしてしまえばいいのにと思うのですが、レシピでは「電子レンジで柔らかくする」とは記載されていません。それはなぜなのか疑問に思っていたのですが、この本が解決してくれました。
バターは油脂と水分でできています。電子レンジで完全に溶かしてしまうと、油脂と水分が分離してしまいます。このようなバターを使用しても、サクサクとした食感のクッキーにはなりません。バターの油脂の中に水分が含まれていたり、泡立て器で混ぜて空気を含ませたりすることにより、サクサクとした食感が生まれるのです。
こういった「なぜ?」がわかると、お菓子を作るときに一つ一つの作業を丁寧に行わな得ればならないのだなという気持ちになりました。きちんと一つ一つの工程を大切にするからこそ、おいしいお菓子ができます。